デンファレ
昨今、結婚を決めたとなると、まず『ゼクシィ』でしょう。1993年の創刊から30年以上、婚姻数が減少し、雑誌不況というなかでも、発行部数21万部超と今なお支持される結婚情報誌です。
月刊誌で1,300頁、重さ2Kg超、価格は税込300円というインパクトとともに、「結婚が決まった2人を全力で応援します!というコンセプト」、「本、アプリ、サイト、相談カウンターと多様なツールで情報発信」、「ゼクシィでは ①結婚のイメージをつくること ②会場や指輪を探すこと ③式までのスケジュールを管理することの3つができる」といった特徴が挙げられます。
また、「ゼクシィ相談カウンター徹底活用ガイド」「結婚準備ダンドリBOOK」「結婚式の費用明細BOOK」「結婚の手続・届出らくらくシート」「結婚決まってすぐやることシート」「試食会・指輪の割引クーポン」といった、コンテンツの充実ぶりや見せ方の工夫にも感服します。情報の質・量・鮮度はもちろん、広告主や読者の巻き込み方など、“結婚”という1テーマでこれだけ多面的に情報発信する媒体は他にはないでしょう。
・・・ということで、この“結婚”というワードをすべて“事業承継”に置き換えて、“結婚が決まったらゼクシィ”ならぬ、“事業承継を決めたらゼクシィ”のような、事業承継を決めた経営者を全力で応援します!という媒体をやりたいのです!そこで、まず、“小さな一歩”として立ち上げたのが、この“Capital Tree”のサイトです。ゼクシィとは比べものにもならないのですが、『事業承継版ゼクシィ』を目指して、事業承継に悩む経営者の方がふらっと立ち寄る場所、事業承継に踏み出したい誰かの後押しをするサイトになるのが目標です。
そして、結婚つながりで言えば・・・、花嫁のブーケにもよく使われる、“デンファレ”という、ランの花があります。ラン科の花の多くは、木や石に付着して左右対称に6枚の花びらが咲きながら成長することから、その姿が2人寄り添いあっているようで、“お似合いのふたり”を象徴する花とされています。また、ラン科の花の原種が地球に誕生したのが、他の植物に比べて遅く、すでに生育環境は他の植物で覆われていたため、まだ植物が生えていない木や石に根付いたとされており、周りの状況に合わせて自分が生き抜く術を考える=『有能』という花言葉がデンファレには付けられました。また、すでに存在していた他の植物を潰さないように生きる=『思いやり』という花言葉もあります。
「結婚するならゼクシィ」、そして、「寄り添い、有能で思いやりのあるデンファレ」、この本と花には、Capital Treeが目指すものがあります。
・・・ 敬具
(梟)